ハム 死闘の末に悪夢…今季ワースト6連敗

[ 2009年8月26日 06:00 ]

<オ・日>サヨナラ負けで連敗が6に伸び、肩を落として引き揚げる建山ら日本ハムナイン

 【日本ハム10―11オリックス】ベンチ入り25人のうち23人を使った総力戦。4時間21分の死闘の末に待ち受けていたのは悪夢でしかなかった。今季ワーストの6連敗に、梨田監督は「これも野球。長いシーズンの中ではこういうこともある。今までが順調すぎただけ」と声を絞り出すのがやっとだった。

 土壇場の9回に打線が6長短打など打者一巡の猛攻で5点を奪い逆転。しかし直後に、守護神・武田久が同点に追いつかれた。10回にも2点を勝ち越したが、今度は建山が3点を奪われてサヨナラ負け。厚沢投手コーチは「ベテラン2人を出して逆転されるというのが…。どっちかで止めてほしかった。共倒れは防がないと」と渋い顔。9回に代打で同点打、10回に勝ち越し打を放ちながらヒーローになり損ねた稲田は「勝つのって難しいですね」とポツリつぶやいた。
 18日に新型インフルエンザの集団感染が発覚してから、ちょうど1週間。一時離脱した複数のレギュラーは全員復帰したが、この日に飯山と真喜志コーチが新たに発熱。止まらない悪い流れ。指揮官は「終盤にあれだけ点が取れたし、集中力もあった。でも欲を言えば勝ちたかった…」。試練はまだ続く。

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2009年8月26日のニュース