ホンダ鈴鹿・藤本瞬が無四球完投勝ち「１００点」

　【ホンダ鈴鹿３―１セガサミー】ホンダ鈴鹿は左腕・藤本瞬が３安打、１失点、無四球の完投勝ち。チームを４年ぶりの初戦突破に導き「いい投球ができた。１００点です」と自画自賛した。１６７センチと小柄で直球は１４０キロを超えない。だが、この日は制球が抜群で、スライダー、チェンジアップを巧みに織り交ぜ、８回１死から本塁打を許すまで内野安打１本の完ぺきな内容。「無四球なんて高校の練習試合以来じゃないかな」と笑いが止まらなかった。

　≪セガサミー　打線が沈黙…２年連続２回戦敗退≫セガサミーは２年連続の２回戦敗退となった。打線が３安打１得点と沈黙し、援護のない先発・上津原も５回途中６安打３失点と力尽きた。昨年は創部３年目で都市対抗初勝利。今大会は２２日の初戦で三菱重工広島を破り、初の２勝を目指していただけに、元西武の佐々木監督は「僕に過信があった。選手は力を持っているのであとはどうやって力を引き出すかです」と肩を落としていた。