えっ…?帝京に“打ちすぎ禁止令”出た

[ 2009年8月5日 06:00 ]

<甲子園練習・帝京>打球練習で快音を響かせる有賀ナビル

 第91回全国高校野球選手権大会(8日から15日間、甲子園)の甲子園練習が4日、19校が参加して行われた。ともに猛打で出場切符を勝ち取った東・西東京の代表校、帝京、日大三は強力打線が快音を連発。順調な調整ぶりを披露した。きょう5日の午後4時からは大阪・大阪国際会議場で組み合わせ抽選会が行われて3回戦までの対戦が決まる。

 東東京・帝京の強力打線に“打ちすぎ禁止令”が出た。シート打撃形式の練習では全員がヒットエンドランを徹底。前田監督は「あまり打つなということです。打ちすぎると試合でいい結果が出ないですから。なるべく抑えめにということです」と強打を封印した意図を明かした。
 東東京大会は決勝の都雪谷戦で24点を奪うなどチーム打率・380で1試合平均10得点と猛威を振るった。とはいえ、春先は得点力不足に悩む時期もあっただけに、指揮官にとっては出来過ぎの感は否めず大会前にもう一度手綱を締め直した。基本を徹底させることでナインの自覚も促したが、守備練習ではミスが続出。「夢の甲子園で、まだ夢を見ている」と前田監督はピシャリ。“東の横綱”は14年ぶりの頂点へスキを見せない。

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2009年8月5日のニュース