勝負どころで“仕事” 松井秀、価値ある一発

[ 2009年8月5日 11:09 ]

ブルージェイズ戦の9回、中越えに本塁打を放つヤンキース・松井秀=ロジャーズ・センター(共同)

 【ヤンキース5―3ブルージェイズ】7月20日のサヨナラアーチ以来、45打席ぶりに出た一発が勝利を呼んだ。3試合ぶりに先発したヤンキースの松井秀が、4―3の9回、先頭打者で右腕ハラデーの初球の沈む速球を振り抜くと、打球は中堅フェンスを越えていった。

 特大の今季16号に、松井秀は「いい打撃だった。なかなか距離が出にくいところにいいポイントで打てた」。8回に救援陣が2点を失い、1点差に迫られた直後だっただけに、「展開的にも追い上げられている中でいい本塁打だった」。
 打撃の調子を上げていながら、主力が休養の意味合いで指名打者に入ったため、2試合連続で先発を外れた。その間は1打席だけで、敬遠四球。3日は休養日だったため、まともに投手に対するのは4日ぶりで、しかも相手は大リーグを代表する右腕だった。
 それでも松井秀は「あまり気にならず、試合に入れた。ハラデーの対策はあった」。ハラデーからは7月4日に続く本塁打。難しい調整をこなし、勝負どころで大仕事をした。(共同)

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2009年8月5日のニュース