関大野球部員、250万恐喝未遂容疑

[ 2009年8月5日 12:51 ]

 兵庫県警明石署は5日、別の大学の男子学生から250万円を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂の疑いで、関西大商学部4年で野球部に所属する栗岡裕幸容疑者(21)を逮捕した。同署によると事実関係はほぼ認めているが「恐喝に当たるとは思わなかった」と供述している。

 逮捕容疑は、大阪商業大3年の秋谷浩樹容疑者ら2人=いずれも恐喝未遂容疑で逮捕=と共謀。7月22日夜、兵庫県明石市の駅に秋谷容疑者の後輩の学生を呼び出すなどして「金を出せ。250万用意できなかったら拉致するぞ」と脅した疑い。
 県警は「銀行の通帳を作れば5万円で買う」との誘いを学生が断ったため脅したとみて、さらに動機を追及している。
 関大は「事実関係の確認を急いでいる」と話している。
 栗岡容疑者は滝川二高(神戸市)を卒業。昨年の春季リーグにレギュラーとして出場した。
 関大野球部は1915年創部。関西学生野球連盟に所属し、通算33度のリーグ戦優勝を誇る。主なOBには故村山実氏、上田利治氏らがおり、現役のプロ野球選手では阪神の岩田稔投手がいる。

 ▼阪神・岩田稔投手(関西大OB)の話 こんな形で関大がクローズアップされて、大変残念に思います。また、いい形で注目してもらえるように、自分も一生懸命プレーして頑張ります。
 ▼阪神・山口高志投手コーチ(関西大OB)の話 大きな学校で人数が多くて、いろいろな学生がいるとは思っていたが、野球部から出たのがショック。そのひと言です。

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2009年8月5日のニュース