イチローに始まり、イチローに終わる!それでも淡々…

[ 2009年8月5日 15:40 ]

 【マリナーズ7―6ロイヤルズ】マリナーズ1点リードの9回。2死満塁で、打球が右翼線フェンス際に上がった。筒状に丸めた雨用シートで内野から死角になる場所へ、イチローが滑り込んでいく。フェンスぎりぎりで捕ると、グラブを高くかざしてみせた。接戦の最後を飾ったのはイチローの好守だった。

 捕球後、しばらくグラブを上げ続けたイチローは「(審判員に)見せてあげないといけないから。僕は2年目にそれでファウルにされていますからね」。過去の経験からの動作を「興奮してやっているわけじゃない」と説明した。
 1回には右翼ポール直撃の先頭打者本塁打で、試合を動かしていた。だが、自らの一発で始まり、自らの好守で終わった試合にも、特別なことをしたとの思いはない様子で「1―0で勝ってるんだったら違うけどね」。難しいことをさらりとこなすプレー同様、コメントも淡々としたものだった。(共同)

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2009年8月5日のニュース