福留、メジャー初の先頭打者アーチ!

[ 2009年8月5日 10:05 ]

レッズ戦の1回、先頭打者本塁打を放ちリー(左)に祝福されるカブス・福留

 米大リーグ、カブスの福留孝介外野手は4日、シンシナティでのレッズ戦に「1番・中堅」で出場、1回の第1打席で8号右越え本塁打、6回の第4打席で右前適時打を放ち、5打数2安打2打点だった。その他の打席はニゴロ、中飛、三振で打率は2割7分3厘。チームは6―3で勝った。

 1番打者、福留がナ・リーグ中地区で首位を争うカブスを引っ張っている。1回、フルカウントまでバットを振らずにじっくり待つ。6球目の甘い速球をたたくと、打球は低い弾道で右翼席へ飛び込んだ。大リーグ移籍後初の先頭打者本塁打を放った福留は、敵地のファンの前で悠々とベースを回った。
 今季、4番と9番以外の打順をすべて経験している福留だが、ここにきてリードオフマンに定着した。7月4日以降、先発22試合のうち19試合で1番に座っている。「(1番だと)初回に投手が手探りで入ってくるぐらい」と打順はあまり気にしていないが、好成績につながっている新しい打順が気に入らないわけがない。「楽しんでやっているよ」と表情は明るい。

 ▼福留の話 (先頭打者本塁打は)しっかりつかまえた。たまたまホームランになったけど、カウントが2―3になっていたので何とか塁に出ようと思っていた。インハイの球が来て、うまく(バットを)かぶせることができた。(右前適時打は相手投手が)左だったけど、きのう対戦しているし、イメージも頭にあった。もともと左が苦手じゃないし、打席に立つことでつかんでくる感覚もある。

続きを表示

2009年8月5日のニュース