亀井好走塁に三塁コーチが目線でアシスト

[ 2009年8月5日 06:00 ]

 【巨人6―4広島】4回の巨人・亀井の好走塁には三塁コーチの緒方外野守備走塁コーチの陰のアシストがあった。

 「あれは選手の心掛けだよ。僕が腕を回したら相手が気づいてしまうからね。フェイントで一瞬止まって、そこからの判断が早かった」
 2死一塁。二塁を狙った亀井の足に捕手・石原の送球が当たり、ボールは左中間方向へ。この処理にあたった左翼・末永の緩慢な動きを見ても緒方コーチはあえて腕を回さなかったのだ。次の塁を狙う亀井の積極的な姿勢、アイコンタクトで、その走塁を助けた緒方コーチの名演技。選手とコーチの思いが一致しているからこそできる“芸当”だった。
 一方で末永は「注意はしてたんですが…。もっと内野の方へ走っていかないと。防げるミスでした」と試合後に反省しきり。ここ数試合、守りのミスから試合を落とすケースが目立つ広島。スキを突く巨人。現在の順位、ゲーム差は必然である。

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2009年8月5日のニュース