中日強いや！連夜の余裕のトラ退治

阪神戦に先発した中日・朝倉

　【中日３―１阪神】巨人のシッポに手が届いている中日。３連勝へ意気上がる５日のナゴヤドーム、阪神戦。７月のセ月間ＭＶＰ投手部門には浅尾が輝き、ムードも最高潮。先発投手は朝倉。前夜の零敗の雪辱を期す阪神は岩田。岩田は母校の関西大野球部員の恐喝事件に「いい形で注目してもらえるように、自分も一生懸命プレーして頑張ります」とコメントを残しマウンドに立った。

　１、２回と無失点の両投手だったが、３回に試合が動いた。阪神が２死から鳥谷の右翼スタンドへの９号ソロで先制。しかしその裏、中日は小山が右翼フェンス直撃の二塁打。朝倉がきっちり三塁へ送り、井端が右へ犠飛。あっさり追いついた。
　次に動いたのは７回裏。中日が２四球と代打・立浪のヒットで１死満塁のチャンスをつくり、続く井端が代わったアッチソンから右前に適時打を放ち勝ち越し。荒木の内野ゴロでさらに１点を追加した。
　９回は岩瀬がピシャリ。朝倉が８勝目。中日は会心のトラ退治で巨人に迫る。