旭川工 インフルで日程変更も逆転勝ち

[ 2009年7月6日 06:00 ]

 第91回全国高校野球選手権大会(8月8日開幕、甲子園)の地方大会は5日、南北北海道、福岡、鹿児島、沖縄で計43試合が行われた。沖縄大会では昨夏甲子園で4強入りした浦添商が2回戦で姿を消す波乱があった。

 在校生の新型インフルエンザ感染で試合日程が変更となり、その後対戦する旭川竜谷の生徒も感染が明らかになったため当初より2日遅れの試合。3点を追う6回に犠打と犠飛を挟む6連打で逆転勝利を飾った。3日間の休校中は全体練習ができず、前日4日に再開したばかりだったが、杉山主将は「試合ができることに感謝してやろうと思った。楽しめた」と笑顔だった。

 <東筑紫学園 シード校ヒヤリ>プロ注目の大型捕手・小関翔太(3年)を擁するシード校が6点差を逆転し、初戦を突破した。エース中尾が3回に6点を奪われたが、7回に同点に追いつくと、8回に村田主将に決勝ソロ。11球団が視察に訪れた高校通算30本塁打の小関は4打数1安打。守備でも3盗塁を許し「きょうは送球が悪かったです」と反省したが、阪神の永尾スカウトは「いい素材であることに変わりはありません」と話した。

 <沖縄浦添商 まさかの2回戦敗退>昨夏の甲子園でベスト4入りした強豪が2回戦で姿を消した。シード校の中部商に3安打しか許さなかったが、うち2安打は本塁打。3回に3ラン、6回にソロとホームラン攻勢に屈した。自慢の機動力を発揮できず、4安打1得点。神谷監督は「またゼロからのスタート」と悔しさを必死に隠しながら言った。

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2009年7月6日のニュース