矢野、復帰はいつ?右ひじ痛に苦しむ日々…

[ 2009年7月6日 15:53 ]

開幕から2軍で調整を続ける阪神・矢野

 阪神の矢野輝弘捕手が苦しんでいる。オフに右ひじを手術し、開幕から2軍で調整。ひじの状態が良くなったかと思えば痛みが再発する。復帰はいつになるのか。

 チームは借金を抱え、苦戦を強いられている。狩野が頑張ってはいるが、正捕手の抜けた穴は大きい。2軍戦に初出場したのが4月12日。1軍合流も間近かと思われたが、その後、右ひじの痛みを訴えた。痛みは長引き、復帰したのが6月26日。久しぶりの試合で盗塁も刺し「時間がかかったけど、無事に終わって良かった」と明るい表情を見せていた。
 しかし、4日後の30日、復帰3試合目だった。「ちょっと(ひじが)重い」と予定の5回を守らず、4回で退いた。2日間はノースローの調整。ペースがまた落ちた。ひじを休めたことで、状態はやや良くなったが「ここまでは行くんだけど…」と歯切れは悪い。練習メニューを組む石原チーフトレーナー補佐は、実戦出場について「あとは本人の判断。意見を尊重する」と言う。
 今月5日には二塁への送球練習を開始し、再びピッチを上げてきた。だが、矢野は慎重な姿勢を崩さない。「休んだら良くなるけど(痛みがまた)戻るから」とはやる気持ちを必死に抑えている。

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2009年7月6日のニュース