8試合欠場も…イチロー、ハイペースで“折り返し”

[ 2009年7月6日 15:37 ]

チームが今季折り返しとなる81試合目を迎えたマリナーズのイチロー。両リーグの安打数トップを独走中

 米大リーグ、マリナーズのイチローが117安打でレギュラーシーズンの折り返し地点を迎えた。この日でチームは162試合中、81試合を消化。イチローは胃潰瘍で開幕8試合を欠場したにもかかわらず、両リーグの安打数トップを独走中だ。開幕から現時点までを振り返る口調には自信と手ごたえが感じられた。

 「最低でも100本と考えていたので、まあまあ(のペース)。プラス17(本)ですから、ペースとしては悪いわけはないわね」
 メジャー史上初の9年連続200安打の目標達成に向け、8試合のマイナス分は発想の転換で相殺した。「僕は130試合で210本を打ったことがある」とオリックス時代の1994年を基準に考えることで、焦りが生まれる可能性を小さくした。最大の個人目標である200安打達成に関しては、今後そんな工夫は必要ないだろう。
 今年はここまで73試合に出場。1試合平均の安打数1・6は年間最多安打記録を更新した2004年の1・63に次ぐハイペースとなる。今後この状態をどこまで維持できるか。大リーグ2000安打にもあと78安打。ファンにとっては楽しみな後半戦となる。(共同)

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2009年7月6日のニュース