吉見 無四球13K!延長10回完封勝ち

[ 2009年5月16日 06:00 ]

<中・横>10回表、吉村から13個目の三振を奪い、ガッツポーズの吉見一起

 【中日1-0横浜】延長10回の戦いの末にできた中日の歓喜の輪に、吉見が勢いよく走り込んだ。10回を投げ抜いて完封。「打ってくれー、という思いで見ていた。勝てて本当に良かった」と満面の笑みが広がった。

 初回は3者連続三振の立ち上がり。これで波に乗ると、左打者が思わず腰を引くほど切れのあるシュートでストライクを奪い、フォークで巧みにバットの芯を外した。10回になっても球威は衰えず、内川、村田、吉村のクリーンアップを3者凡退に。「延長も投げさせてもらえ、やってやろうと気持ちが入った」。無尽蔵にも思えたスタミナで乗り切り、無四球で自己最多の13三振をマークした。

 昨季10勝を挙げてブレークした24歳。「去年はがむしゃらにやっていただけだが、今年は考えながら臨めている」。リーグただ1人の今季2試合目の完封試合。球界を代表する投手に着実に成長している。

続きを表示

2009年5月16日のニュース