松坂がマイナーで3度目の登板 5回で9奪三振

[ 2009年5月16日 10:14 ]

3Aトレド戦に先発したレッドソックス・松坂

 故障者リスト(DL)入りしている米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手は15日、傘下のマイナー、3Aポータケットの一員としてトレド戦に先発、5回を投げ3安打2失点だった。一回に2点を失ったが、1四球で計9三振を奪った。

 松坂は右肩の疲労で4月15日にDL入りし、今回がマイナーで3度目の調整登板となった。

 思わず出た言葉だった。松坂は3度目のマイナー登板を終え「最後の調整登板としては悪くなかった」と話した。首脳陣はまだメジャー復帰時期を明言していないが、次は当然、大リーグの舞台に戻ってくるはずだ。
 故障者リスト入りにつながった肩の疲労は完全に回復。だからこそ「初回から飛ばしていこうと思ったが、肩が軽くて空回りした」という。
 1回、先頭打者に速球を中前に運ばれると、2番打者の初球に適時三塁打を浴び、わずか3球で1点を失った。だが「球数を投げるにつれて肩が思うとおりに動いてきた」。二回以後は四球の走者を一人出しただけ。5回で9三振を奪い格の違いを見せつけた。
 ただ、本人は三振の数は評価していない。「そこ(三振数)は関係ない。ボールの軌道だったり、自分の投げた感触」という。当然ながら頭の中で対戦するイメージは大リーグの強打者たち。メジャー復帰に向け、そこで通用する手応えをつかむ投球となった。(共同)

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2009年5月16日のニュース