松井稼 奇襲のバント安打で3点演出

[ 2009年5月16日 06:00 ]

 【アストロズ5-3ロッキーズ】アストロズ・松井稼の“積極性”が白星を呼び込んだ。ロッキーズ戦に1番・二塁で先発。プレーボール直後の初球を、三塁前へ絶妙なバント安打を決めた。悪送球も誘って一気に二塁を陥れると続くボーンも三塁前へバント安打。松井稼の“奇襲”がいきなりの3得点を演出した。

 「きのうあれだけ大量点を取った後だったので、何とか塁に出られればと思っていた」とは松井稼。前日の24安打15得点の“残像”を利用した頭脳プレーにクーパー監督も「強いチームは相手のミスを逃さない」とご満悦だった。

 4月は腰痛で5試合を欠場。17試合で打率・238、5得点と持ち味を発揮できなかった。チームも5連敗など9勝13敗と開幕ダッシュに失敗した。しかし5月に入って打率・267、8得点と徐々に調子を上げてきた松井稼とともに、チームも7勝5敗と上昇カーブを描き始めた。投げては先発ロドリゲスが自己最多の11三振を奪うなど7回5安打3失点。投打ががっちりかみ合う快勝に、松井稼は「打線のつながりもいいし、投手も踏ん張っている」と手応えを口にしていた。

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2009年5月16日のニュース