またも貧打…「焦りかも」と真弓監督

[ 2009年5月16日 22:19 ]

 【阪神1-4ヤクルト】何とも重苦しい雰囲気が阪神のベンチを包む。3安打に抑え込まれた前日の試合をなぞるように、この日も貧打に泣いた。「好機をつくったんだけど、もう1本が出ない」。真弓監督の悩みは、相当深いはずだ。

 指揮官が「結局、得点できないのは、焦りが出ているのかもしれない」と認めたように、ミスが続いた。1回先頭の赤星が内野安打で出塁したところで、関本がバントを失敗。3回1死二塁では、赤星が三盗を試みたものの、タッチアウトに。

 3回に新井の適時二塁打で先制したが、その後が続かない。なおも2死二、三塁でメンチが三振に倒れた。前日に復帰してからまだ安打のない新外国人。カウント2―1からの4球目、スイング途中でバットを止めたが空振りと判定され、不服そうな態度を隠さなかった。その姿が、打線不振の深刻さを象徴しているように見えた。

 和田打撃コーチは「メンチというよりは(打線が)つながらないんだよね」。5回からは無安打。ヤクルト戦6連敗を避けるには、打線の奮起を待つしかない。

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2009年5月16日のニュース