今日はブランコが決めた!中日連続サヨナラ!

[ 2009年5月16日 19:22 ]

10回にサヨナラ打を放ち、チームメートとハイタッチを交わす中日・ブランコ(中央)

 【中日2―1横浜】劇的な幕切れというよりは、胸のつかえが少しだけ取れるようなサヨナラ勝ちだった。3時間56分に及んだ戦いを終え、中日の落合監督は「6回に決めなきゃいけない試合だ」と皮肉っぽい笑みを浮かべた。

 指揮官が指摘したのは1―1の6回無死二、三塁だ。この絶好機で、ルーキー野本と売り出し中の藤井が連続三振した。「野手は前に出ているし、併殺はない一番楽なケース。おれなら喜んで出て行くぞ」。力みからか高めのつり球に手を出した2人の打撃が、何とも歯がゆそうだった。結局、8番・小山の四球の後、チェンは三ゴロで勝ち越しを逃した。
 最後は延長10回無死二、三塁でブランコが右前打を放ち、2日連続のサヨナラ勝ちとなった。新主砲の調子が上がってきたことは好材料だが、巨人を追うにはまだまだ内容が物足りない。「(先発した)チェンに勝ちがついて、岩瀬にセーブがつく試合にしないと」と、監督の口からは注文ばかりが出た。

 ≪ブランコ大喜び≫サヨナラ安打を放った中日のブランコは「とにかくジャストミートを心掛けた。監督やスタッフみんなに感謝したい」と大喜びだった。
 4月は打率2割2分7厘で終えたが、そこから打率がぐんぐん上昇。石嶺打撃コーチは「もともと能力はあるし、何とかしたいという貪欲さがある」と、日本野球に適応してきた新主砲に目を細めていた。

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2009年5月16日のニュース