イチロー6打数2安打、チームも快勝

[ 2009年4月25日 14:48 ]

エンゼルス戦の5回、中前打を放つマリナーズのイチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は24日、アナハイムでのエンゼルス戦に「一番・右翼」で先発し、6打数2安打だった。打率は3割8厘。内容は三ゴロ、一ゴロ、中前打、遊直、三塁内野安打、左直。マリナーズは8―3で快勝した。

 当たり損ねがヒットになり、バットの芯でとらえた打球が正面を突く。イチローの5打席目の三塁内野安打が前者とすれば、4打席目の遊直と6打席目の左直はツキがなかったかもしれない。
 試合後のイチローは淡々と、「サードの位置は見ていたけど、意図的(に打球の勢いを殺したの)ではない」と、7回のこの日2本目のヒットを振り返る。手に残る感触と結果が違っていたことには、「その手のことはもういまさら聞くこともないでしょう」と苦笑い。打撃内容を詳しく語ることはなかった。
 チームは西地区優勝候補エンゼルスに快勝した。攻撃陣は今季最多の17安打で8点。先発ビダードも危なげなく2番手ケリーにバトンを渡した。投打のかみ合ったゲームに「(戦いの)形はいろいろあるんじゃないですかね。(去年とは)違うと思いますけどね」とイチロー。復帰後10日が経過。少しずつ新チームの戦いぶりに自信を深めつつあるようだ。(共同)

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2009年4月25日のニュース