「収穫ありです」岩村5打数2安打 レイズ快勝

[ 2009年4月25日 16:00 ]

 米大リーグ、レイズの岩村明憲内野手は24日、オークランドでのアスレチックス戦に「8番・二塁」で出場、5打数2安打1打点だった。内容は中飛、右翼線適時二塁打、右前打、三振、中飛で、打率は2割8分8厘。チームは8―2で勝った。

 岩村は原点に回帰することで復調の兆しをつかんだ。適時二塁打を含む2安打に加え、凡退した他の3打席も「すべて収穫があった」と、納得の表情を見せた。
 過去5戦で17打数3安打と寂しい数字にも、安打の内容にも物足りなさを感じていただけに、この日は自分本来の打撃を実践することに集中したという。「センターを中心に打っていく基本を忘れなければ(打球は)ヒットゾーンに飛ぶ」と。
 3回の二塁打は変化球に体勢を崩さず、5回は内角球をさばいてともに右方向に運んだ。岩村の持ち味は逆方向に強い打球を飛ばせること。それを知る相手投手に懐を突かれても、中堅方向を意識したコンパクトなスイングで見事に対応した。二つの中飛も当たり自体は良かった。
 「これで外野の頭を越えれば、もっとうれしい。またあしたからという気持ちになれる」と話した声に実感がこもった。

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2009年4月25日のニュース