立浪 代打1号!球団新22年連続アーチ

[ 2009年4月25日 06:00 ]

<巨・中>8回無死、右越えに同点本塁打を放つ立浪和義

 【中日3―2巨人】巨人の連勝を止めたのはプロ22年目、8月で40歳になる立浪だった。1点を追う8回。代打で登場すると、巨人3番手の豊田の低めへの直球を右中間席へと運んだ。

 「出合い頭。(相手は)真っすぐか、フォークだけなんで思い切っていった。1球(一振り)で仕留められたから良かった」。この一発でプロ1年目から22年連続本塁打をマークし、球団新記録を樹立した。「最近はあんまり飛ばんようになったから、ホームランはありえんと思ってた。昔なら打った瞬間に“行った”と思ったやろうけど、きょうは“抜けてくれ”って一生懸命に走ったよ」と照れ笑いした立浪。打撃コーチ兼任になって2年目の今季で現役生活に終止符を打つが、まだまだ欠かせない戦力であることを印象付けた。
 この一撃で流れを引き寄せると、延長10回には1死一、三塁から、ここまで安打のなかった森野が「3連敗中の巨人には負けられない。何としても走者を還したかった」と決勝の三塁打を放った。ただ、落合監督は「見せる野球じゃない。10回の互いの攻撃なんか、草野球でもない」と終盤にミスが目立った展開に不満顔。それでもライバルの連勝を止め、かぶとの緒も締められたとあれば、価値のある勝利と言えるだろう。

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2009年4月25日のニュース