能見、8安打打たれても完封「たまたま」

[ 2009年4月25日 06:00 ]

<広・神>試合中は見せなかった笑顔を見せる能見篤史

 【阪神4―0広島】最後まで得点だけは許さなかった。07年8月以来となる完封劇に阪神・能見は「たまたまです」と謙そん気味に話した。7回まで毎回走者を背負った。先頭打者を出すこと4度。三塁に走者を背負うこと3度。それでも勝負どころでは直球、変化球ともにさえた。奪った三振は10。球威ある直球を意識させることで、落差のある変化球が生きた。能見も「真っすぐが走っていたので何とかなりました」と振り返った。

 チームにとって今季初完投勝ちで連勝、借金を1とした。先発投手をできるだけ引っ張る方針を掲げてきた真弓監督も「ほかの投手にも刺激になってくる。言うことなしです」と5年目左腕を絶賛。「僕は一戦一戦大事にいくだけです」と能見。自身にとってもチームにとっても大きな白星となった。

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2009年4月25日のニュース