井川 無失点続く“メジャー初セーブ”

[ 2009年3月22日 06:00 ]

ツインズ戦の9回、ピンチを遊ゴロ併殺で切り抜けたヤンキース・井川

 【ヤンキース4-2ツインズ】ヤンキース招待選手の井川が、メジャー昇格へ踏みとどまった。20日、敵地・フォートマイヤーズでのツインズ戦で2点リードの9回1死から登板。制球が定まらず四球、中前打、四球で満塁と絶体絶命の危機を招いたが、俊足スパンを直球で二ゴロ併殺に仕留め“メジャー初セーブ”を挙げた。「結局数字しか残らない。これだけ内容が悪くても(失点)ゼロというのは大きいですね」。今オープン戦7試合、12回2/3を連続無失点として胸をなで下ろした。

 一打浴びればマイナー降格の可能性も高い。1枠しかないロングリリーフでの開幕メジャーを争うが、ライバルのトムコ、ガイスらは来週中に先発のチャンスが与えられるなど、後れを取っている。次回は22日のレイズ戦に登板予定。「何とかゼロでキャンプを締めくくりたい」と人事を尽くし天命を待つ。

 ≪松井秀は無安打も好感触≫3打席立った松井はともに詰まった飛球で無安打だった。6回には通算200セーブの守護神ネーサンと対戦。外角球を逆らわずに流し打ち。ジャンプした遊撃手に好捕されたが「(この時期は)直球系にはバットの先っぽで打つよりは詰まった方がいい」と手応えは悪くない。ジラルディ監督も「打席での反応はずっといいまま。このまま健康でさえいてくれれば」と打撃には太鼓判を押した。

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2009年3月22日のニュース