福留 オズワルト対策を伝授

[ 2009年3月22日 06:00 ]

フリー打撃をする福留

 【侍ジャパン】福留が米国先発のオズワルト対策をナインに伝授する。自身が所属するカブスとオズワルトのアストロズは同じナ・リーグ中地区とあり特徴を熟知。(1)速いテンポに立ち遅れない(2)内角攻めに振り負けない(3)クイックのスキを突く――の攻略3カ条を掲げた。

 昨年のメジャーでの経験を生かす時が来た。米国先発は予想されたピービではなく、今大会2試合に先発し、好調を維持しているオズワルトに決まった。昨年は6打数1安打に抑え込まれたが、苦手意識は全くない。直球は日本の投手と同じ、きれいな回転の球で、カーブとの緩急が持ち味。「対戦もしていますし、どういう球筋か頭の中にある。(日本は)対戦はしやすいんじゃないですか」と自信を見せた。

 球数制限は100球。リズムに乗せる前に攻略できれば、安定感に欠ける中継ぎ陣との勝負に持ち込める。崩すポイントには「リズムのいい投手なので立ち遅れないことを意識する。後はこっちでは珍しく、どんどん内を使ってくるので振り負けないことですね」を挙げた。さらに「(クイックは)そんなに速くはないと思う」と機動力を使っての揺さぶりも効果的と指摘した。

 篠塚打撃コーチも「メジャーリーガーにいろいろと聞いていきたい」と先生役として期待を寄せた。前回大会の準決勝・韓国戦では値千金の代打2ラン。大舞台での勝負強さを見せるとともに、チームのバックアップもこなす。

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2009年3月22日のニュース