唐川が抜群の制球力見せた 先発入りも確実に

[ 2009年3月22日 18:18 ]

 【ロ4―2西】先発の一員として確かな戦力になることを示した。ロッテの唐川が制球力を武器に、5回2/3を2安打無失点。19歳らしからぬ安定感を見せた。

 風速が10メートルを超える悪条件での無四球に「しっかり投げたい所に投げられた」。内、外のコースへきっちり投げ分けてアウトを積み重ね、二塁を踏ませなかった。
 制球の向上で、新たな武器も得た。右打者の内角、左打者の外角に決まる、ボールからストライクになるスライダーを試した。銀仁朗、清水から見逃し三振を奪うなど狙い通りに決めた球に「手応えは感じています」と笑顔で話した。
 課題の走者を置いた時の投球でも、栗山を一ゴロ併殺打に仕留めるなどリズムを乱すことはなかった。西武の渡辺監督も「クイック投法も修正し、しっかり成長してきている」と認めた。
 唐川は登板後にブルペンで約50球を追加で投げ、この日の感覚を体に染み込ませた。「きょうみたいな投球ができれば1軍にずっといられる」。期待の2年目右腕が、昨季の5勝からの飛躍へ自信を深めた。

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2009年3月22日のニュース