上原 11日ぶりにブルペン入りで54球

[ 2009年3月22日 06:00 ]

ブルペンでクレイニッツ投手コーチ(奥)が見守る中、投球練習するオリオールズ・上原

 左太腿裏の張りを訴えていたオリオールズ・上原が20日、11日ぶりにブルペン入りして本格的な投球練習を再開した。変化球を交えて54球。低めに制球良く投げ込んで「力の入れ具合?50%くらい。全力で投げていないし、あの程度なら大丈夫。きょう投げて、あしたの状態がどうなるか」と話した。

 9日メッツ戦の登板後に古傷が再発。上原自身は投球後も慎重な表情を崩さなかったが、テンポ良く投げ込む姿にクレイニッツ投手コーチは「足が良さそうでよかった。あと2、3試合投げれば準備できるんじゃないか」と安どした。一夜明けて足の状態に問題がなければ、22日にフリー打撃に登板予定。その後は24日のナショナルズ戦を含む3度の登板を経て、開幕2戦目の4月8日ヤンキース戦(オリオールパーク)に臨む青写真だ。

 開幕投手を務める予定のガスリーは、米国代表で出場しているWBCで2戦0勝2敗、防御率14・73と不調。トレンブリー監督は「(WBC終了後に)彼が間に合うよう、できるだけ手助けする」と気をもんでいるだけに、2本柱を形成する上原の完全復帰が、チームの何よりの安心材料となる。

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2009年3月22日のニュース