決め球浮いた田沢「次回はまだ聞いていない」

[ 2009年3月22日 09:50 ]

マーリンズ戦の5回から登板、2回を無失点のレッドソックス・田沢

 レッドソックスの田沢純一投手は21日、フロリダ州ジュピターでのマーリンズ戦に1―1の5回から3番手で登板、2回2安打無失点だった。勝敗は付かなかった。チームは4―3で8回降雨コールドゲーム勝ちした。

 田沢はこの日、バスで約2時間の長距離移動。さらに集中豪雨で2時間半あまりも試合開始が遅れた。「中止になると思った。いい経験だった」。気持ちを入れ直して5回から3番手で登板。いつも通り制球を意識して投げたが、「決め球が浮いて」先頭打者に左翼線を破られた。打者走者が二塁を欲張りアウトとなった直後も中前打を許し、「(球が)甘かったので、その点は次の課題かなと思います」と反省。だが走者を背負ってからは低めに球を集めた。最後は変化球で見逃し三振。「フォークよりもスライダーが良かった」と自信を持って投げ込んだ。
 続く6回は三者凡退に打ち取ったが、予定された3イニングの登板が短縮され、降板後もブルペンで投球練習した。「次回はまだ聞いていない」と言うが、メジャー球団相手の5試合で1失点と結果は残しており、次の登板でも全力を尽くす覚悟だ。(共同)

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2009年3月22日のニュース