加藤が自信「野茂フォーク」で3人斬り

[ 2009年2月26日 06:00 ]

加藤は1イニングを3人でぴしゃりと抑える

 昨季にリーグ最多となる33セーブを記録したオリックス・加藤が紅白戦に登板し、野茂英雄テクニカル・アドバイザー(TA)直伝のフォークを試投し、浜中を二ゴロ、岡田、一輝はともに右飛と3者凡退に抑えた。

 「フォークボールはイメージと結果がまだ伴っていないが、試合で使える手応えはつかめた。本当に野茂さん効果ですね。野茂さんに教わってから、フォークのコントロールに不安がなくなった」。
 昨年は150キロ超の直球とナックルカーブを主体にして33セーブを挙げた右腕だが、シーズン終盤には相手打者に配球を読まれて安定感を欠いた。それだけにフォークという新たな“引き出し”は大きな武器となる。加藤自身も「自分は真っすぐのイメージが強いので、そこでいかに相手の意表を突くか。相手打者が思っていない球を投げることが大事」と話した。
 大石監督も「フォークについては感触を大だいぶつかんでいるみたいだね」と目を細めた。今季は“野茂フォーク”を武器に40セーブ到達を目指す。

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2009年2月26日のニュース