石垣島がい旋登板 いけるぞ!チェンジアップ

[ 2009年2月26日 07:15 ]

 【ロッテ1―2ヤクルト】「ピッチャー大嶺」のコールに1900人の観客から大歓声がわいた。4回に石垣島出身の大嶺が浦添球場でがい旋登板。3回で58球を投げて1失点と制球面で課題を残したが、MAX150キロをマークするなど成長した一面も披露した。

 「最初の2回はフォームを意識して投げたけど考えすぎた。最後の回は切り替えて投げられました」。立ち上がりは制球に苦しんだ。4回は先頭の武内に11球粘られた末に四球を許した。後続を断って何とか無失点で切り抜けたが、5回は2死二塁から宮出に右中間三塁打を浴びて1点を失った。しかし6回に意地を見せた。2度目の武内との対戦では石垣島キャンプで磨いたチェンジアップで空振りの三振。2死後、畠山からもチェンジアップで空振りの三振を奪ってみせた。
 テーマは自慢の直球を生かすための変化球だった。登板前日の24日。「あしたは変化球を試したい。特に握りを変えたチェンジアップを試してみたい」と話していた。昨季は7試合で2勝を挙げるなど飛躍のきっかけをつかむと同時に課題も見つけた。それが変化球の重要性。球数こそ多かったが、チェンジアップで奪ったこの日の2三振に手応えもつかんだ。
 「3イニング目は切り替えて投げられた。今後も幅を広げるために使っていきたい」。勝負の3年目。“新球”を駆使して開幕ローテーション入りを狙う。

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2009年2月26日のニュース