杉内 5連続奪K!韓国戦“二の矢”OK

[ 2009年2月26日 06:00 ]

2番手で登板した杉内俊哉

 【日本11―2オーストラリア】威風堂々――。松坂の後を受け、2回2死二塁で杉内がマウンドに上がった。コリンズに対し、ひざ元へ食い込むスライダーで空振り三振。そこから一気の5連続奪三振でスタンドを沸かせた。

 「今年初めての実戦だったけど、予想以上の出来。課題とか試すとかじゃなく、1人1人の打者を全力で抑えることだけを考えた」。特に3回1死からのフーバー、ライジンガーは、いずれもチェンジアップで三振に仕留めた。2人の投手から伝授されたWBC用の新球。宮崎合宿中にダルビッシュから人さし指と中指でボールを挟んだ握り、松坂からは薬指と小指を付けて抜く方法を教わった。この2つを自己流にアレンジ。実戦でも大きな効果を発揮した。
 加えてこの日の登板には、もう1つの意味があった。松坂の先発が有力な7日の東京ラウンド第2戦。相手は最大のライバル・韓国が予想され、杉内は「速球派に続く技巧派左腕」としての役割を任せられる。この日の快投は頼もしき“二の矢”を印象付けた。

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2009年2月26日のニュース