球児が号泣…「何で最後自分なのかな」

＜神・中＞岡田監督になぐさめられ泣き崩れる藤川

　【阪神０―２中日】阪神・藤川は「大迷惑をかけた」と号泣した。ウッズに直球勝負を挑んで力負け。試合後には岡田監督から「最後、お前で打たれてくれて良かった」と言われたという。岡田監督に素質を見いだされ、球界屈指の守護神に成長。「監督と本当にもうちょっとやりたかった。何で最後自分なのかな」。昨オフ、大リーグに挑戦したい意向を球団に伝えた右腕は今後について「まだ考える余裕はない」とした。

　＜新井＆金本　主軸コンビ不発…＞新井の顔は真っ赤になり、金本はずっと唇をかんでいた。初回１死三塁の好機に、３番が遊ゴロに倒れると４番も遊飛で無得点。主軸コンビの不発が終戦を象徴していた。「監督には１年だけだけど迷惑ばかりかけて…。でもやりたいようにやらせてくれて感謝しています」。腰椎（つい）骨折など波乱の移籍１年目を終えた新井が頭を下げた。５年間、岡田阪神の４番を打ったアニキは無言ながら、感謝の気持ちを全身で表現していた。