北島で巨人「何も言えねぇ」“セ界新V”

[ 2008年10月7日 06:00 ]

巨人にも“セ界新”を呼ぶか、北島康介

 運命の10・8決戦に北島が来る!リーグ連覇を目指す巨人が必勝で臨む8日の阪神戦(東京ドーム)に、北京五輪の競泳男子平泳ぎで金メダルを獲得した北島康介(26)が応援のため駆けつける。北島は幼少から巨人ファン。今回は読売グループの招待でスタンド観戦するが、試合前にベンチ裏を訪れる可能性もある。チームにとっては心強い“援軍”だ。

 北島は04年のアテネ五輪と今夏の北京五輪で100メートル、200メートルの2冠を達成。アテネでの「チョ~気持ちいい」に続き、北京でも「何も言えねぇ」と名言を残した。五輪後も各種イベントに参加するなど最も“旬”なアスリートの1人だ。
 東京都出身の北島は大のG党で、特に原監督のファン。原監督も北京五輪では北島に注目し、100メートル平泳ぎで世界新を樹立した際は「勝ちに行って勝つのは本当に難しい」と大一番での勝負強さに敬意を表した。3連勝を飾った9月19日からの阪神3連戦(東京ドーム)の初戦に勝利した際も「勝ちに行って勝つことは難しいけど、いい形で相手を上回れた」と同じような言葉を語った。
 チームは同カード6連勝中。この日阪神が敗れたために数字上でも有利に立ち、最大13差からの逆転Vも現実味を帯びてきた。96年「メークドラマ」の際、広島との最大差は11・5。優勝なら北島と同じ?“セ界新”でのミラクルVだ。観戦を終えた北島が「何も言えねぇ」と感動するような勝利で、ペナントをグッと引き寄せる。

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2008年10月7日のニュース