野村監督 自ら花束渡し労をねぎらう

[ 2008年10月7日 16:50 ]

試合前のメンバー交換後、感慨深げな表情を見せるソフトバンク・王監督(右)。左は楽天・野村監督

 【楽1-0ソ】選手として、監督として、約半世紀にわたり王監督のライバルとして球界を支えた楽天の野村監督。試合後には自ら花束を手渡し、長年の労をねぎらった。

 現役時代、通算本塁打数で歴代1位の座を奪われた。「600本までは先にいきたいと思ったけど、無駄な抵抗だった」と笑いながら振り返る。楽天の監督に就任してから3年間の対戦成績は、ほぼ互角。監督としては以前ほど対抗意識はないそうだが、「ONに支えられてきたからな」と寂しさを隠さない。
 1歳年下の長嶋茂雄元巨人監督に続き、5歳下の王監督もグラウンドを去る。残された老将は、「プロ野球の一時代を担ってきた。次代を担うヒーローは出てくるのかな」と、球界の将来を憂慮していた。

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2008年10月7日のニュース