横浜の横浜―阪神は降雨ノーゲーム

[ 2008年10月7日 19:17 ]

ノーゲームとなった横浜戦の1回、中前に先制打を放つ阪神・新井

 横浜スタジアムで行われる予定だった横浜―阪神23回戦は1回表、阪神の攻撃中に降雨のため試合が中断。18時32分に降雨ノーゲームが成立した。

 阪神は先頭赤星の中前打、関本が送り、捕手斉藤俊の捕逸で1死三塁とすると、新井の3試合ぶり安打となる適時打で1点を先制。なおも追加点のチャンスで雨が強くなった。
 同率首位の巨人はこの日試合がなかった。阪神、巨人とも残りは4試合。8日に東京ドームで今季最後の直接対決が行われる。

 ≪万全の投手陣で決戦へ≫1回表が終わって22分間の中断後、中止が決まった。阪神ナインが球場を後にする時にほとんど雨がやんでいただけに「やんでるだろ。きょう(の中止)が(優勝争いに)いいか悪いかは判断できない」と岡田監督もしきりに首をひねる。これで残り4試合。同率首位のまま巨人と決戦だ。
 1回、攻撃の形を作った。中前打の赤星を関本が送って1死二塁。ここ2試合ノーヒットだった新井が、先制打を放った。外角高めのボールに懸命に腕を伸ばして当てた一打。例え幻の1本となっても、気分的に楽になったはずだ。巨人戦に向けて「強い気持ちを持ってやるだけ」と気合を入れた。
 せっかく先制した試合は流れたが、いい休養ととらえたい。特にアッチソンと藤川が2日間、ノースロー調整できたのは大きい。中西投手コーチも「万全で入れる」とうなずいた。
 8日の先発が予想される安藤は、午前中に神宮外苑で調整し「いいイメージで臨める」と静かに話した。岡田監督も決戦のポイントを一言で「先発やろ」。3年ぶりの優勝は安藤の右腕に託された。

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2008年10月7日のニュース