確変CR砲フィーバー!オリは離れん4連勝

[ 2008年9月12日 06:00 ]

<オ・ロ>9回2死満塁、サヨナラタイムリーを放ったローズは両手を広げ喜びを爆発させる

 【オリックス6―1ロッテ】CR砲のフィーバーが止まらない。オリックスはローズで追いつき、カブレラで突き放し、そしてローズでとどめを刺した。首位・西武を猛追するチームの勢いを示す強烈な3発が舞い上がった。

 絶好調の40歳は0―1の2回にバックスクリーンへ同点の35号ソロを放つと、圧巻は5回だ。右翼場外の階段に直撃する36号3ランは推定飛距離140メートル。第2打席の左翼線二塁打と合わせて3打席連続の初球打ちに「3打席で3球だから、サンキュー・ベリー・マッチ!」。バット同様にダジャレもさえを見せた。
 ローズにとっては記録ずくめの1日。日本では通算438本塁打となり、秋山(ダイエー)を抜いて歴代13位に浮上し、メジャーでの13本と合わせると、日米通算450号。リーグトップ独走の打点は102とし、88年の門田(南海)以来、史上2人目の40歳以上での100打点を記録した。しかし「チームが優勝することの方が大事だから」と4番として勝利に導いたことを喜んだ。
 カブレラは3回に勝ち越しの34号ソロ。これでアベック弾が出た試合は11勝1敗となった。5回に“弟分”が四球で歩かされた後に本塁打したローズも「目の前で歩かされると、ほおを叩かれた感じがする。互いに刺激し合っている」と相乗効果を口にする。今月に入って2度目の4連勝で、貯金は01年6月以来の7。奇跡の逆転優勝へ、CR砲の集中力はどんどん高まってきた。

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2008年9月12日のニュース