イチロー 守備でヒヤリ「ゴルフのダフりに近い」

[ 2008年9月12日 16:01 ]

 【マリナーズ4―7エンゼルス】イチローは7回1死、浅い飛球を滑り込んで好捕した際に左ひざで大きく芝をえぐった。「あんなこと初めて。(ゴルフの)ロングアイアンでよくダフりますが、それに近い」。試合後は苦笑いで振り返った。8年連続200安打を目前にして、周囲を一瞬ヒヤリとさせたプレーでもあった。「(芝が)柔らかかったので、それは全然(大丈夫)」。ただ、好守には個人的に不満が残るという。

 「映像を見ていないのでよく分かりませんが、(見た目には)失敗ですね。美しくはない」。プレーの直後、スタンドから聞こえてきたブーイングには「グラウンドクルーが(芝を修復するのに)大変だから、ということですかね? 彼ら(ファン)の優しさでしょうか?」。イチローから重苦しさは伝わってこなかった。
 4打席目、甘く入ったスライダーを思い切り振り抜くと、打球は右翼席まで届いた。6号本塁打を放ち、目標まであと9本とした。打撃に関してのコメントは淡泊だったが、機嫌が悪いというわけでもなさそうだ。(共同)

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2008年9月12日のニュース