巨人同点直後に手痛い3ラン…阪神と4・5差

[ 2008年9月6日 22:19 ]

 【巨4-7ヤ】巨人は6回に打ちあぐねていた新人の由規を攻略して追い付いた。反撃ムードが高まる。しかしその裏、内海が2死一、二塁のピンチを招く。ここでベンチは動き、マウンドに2人目の越智を送り、ブルペンでは高橋尚に肩をつくらせ始めた。

 雨も降り始める悪条件の中、越智はカウント2―1と福川を追い込みながら5球目のフォークボールが真ん中に抜ける。打球は左翼席に突き刺さるように消えた。原監督は「もうちょっと注意深くいけば、あの3点は防げた」と首を振った。

 リードを許し、状況は変わったが、7回から高橋尚を登板させた。結果として継投は実らず、首位阪神とのゲーム差は4・5に開いた。原監督は意図を聞かれ「全員で戦うということ」と答えた。残り25試合。逆転優勝へ向けて最後の戦いに入っている。

 ≪内海は8敗目≫巨人の内海は6回途中まで5失点で今季8敗目を喫した。2回に福川の2ランなどで3点を失ったが、その後は粘り強く投げていた。それだけに打線が追い付いてくれた直後の六回に崩れた自分が許せなかった。「本塁打は失投です。きょうは何もないです。悔しいです」とだけ言うと口をつぐんだ。

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2008年9月6日のニュース