グライ 集中8回無失点!トップの14勝目

[ 2008年9月6日 06:00 ]

<ヤ・巨>14勝目を挙げたグライシンガー

 【巨人8―0ヤクルト】8回を103球5安打無失点。今季初完封目前で巨人のグライシンガーは降板を願い出た。「続投の選択権はあったけど、ブルペンを信頼しているからね。肩の消耗も考えた」。ハーラー単独トップの14勝目を挙げた右腕はクールに振り返った。

 3回無死一、二塁のピンチも冷静に後続を打ち取った。「セットでも工夫して投げている」と技術面での進化も発揮。目と鼻の先の国立競技場では人気グループ「嵐」のコンサートが開催中で投球中、大音響や花火の音が鳴り響いたが「聞こえてたけど気にならなかった」と最後まで集中力は切れなかった。古巣ヤクルト相手は5戦負けなしの4勝目。来日通算30勝目で、来日2年目までに通算30勝した外国人投手は60、61年のスタンカ(南海)以来47年ぶり2人目だ。ミラクルVに向けて、助っ人右腕の頼もしさは増すばかりだ。

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2008年9月6日のニュース