山本昌204勝目 4位転落危機救った

[ 2008年9月6日 06:00 ]

<中・横>4回2死二塁、山本昌が右中間に適時二塁打を放ち投打で活躍

 【中日6―1横浜】危機をまたも43歳が救った。中日の山本昌が7回途中まで投げ、1失点。11勝目を挙げ、チームの連敗を3で止めた。堀内恒夫氏(元巨人)を抜く歴代単独21位のプロ通算204勝目に「苦しかった。あそこを無失点で切り抜けたんでいけるかなと思った。点を取られていたらヤバかったかもしれない」と振り返った。4回無死から連続二塁打を浴びたが、横浜のまずい走塁もあり、無失点で切り抜けたのが大きかった。4回には自ら二塁打を放ち、現役投手最多記録を更新する通算133安打目、2年ぶりの通算55打点目も挙げた。

 3位から5位まで1ゲーム差の中にひしめく混戦。Bクラス転落のピンチだった。山本昌が3連敗以上を止めたのは今季4度目だ。「止めるのはマサしかいないだろ。去年連勝を全部止めたんだから」。落合監督は辛口を交えながらも、左腕への厚い信頼を口にした。

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2008年9月6日のニュース