薮田、小林と登板 ともに無失点に抑える

[ 2008年9月6日 13:02 ]

 米大リーグ、インディアンスの小林雅英投手は5日、カンザスシティーで行われたロイヤルズ戦に9―3の9回から5番手で登板、1回を3者凡退に抑えた。セーブは付かなかった。

 ロイヤルズの薮田安彦投手は、0―6の5回途中から3番手で登板、2回を2安打無失点。
 試合はインディアンスが9―3で勝った。

 ≪6月以来のマウンド≫ロイヤルズの薮田がメジャー再昇格後の初登板で2回無失点と力投した。
 5回無死一、二塁から3番手で登板。最初の打者には適時打を許したが、その後は併殺と内野ゴロでしのぎ、6回も2死から二塁打されたが、無失点で切り抜けた。
 試合後のヒルマン監督は「薮田がストライクを投げ続けたことに満足している」。その言葉通り、この日の29球のうちストライクが20球で、低めの制球力が光った。薮田も「ストライクが先行できた。その分、こちらのペースで投球できた」。6月22日以来のメジャー登板でまずまずの結果を残し、満足げだった。
 ≪7球で3人料理≫インディアンスの小林が4試合ぶりに登板し、1回を3者凡退で抑えた。
 9月からの登録枠拡大に伴い、新たに4投手が加わった。すでに来季を見据えるウェッジ監督は「シーズン前半戦のような起用はしない。けがなくシーズンを終えてほしい」と話し、小林の登板機会を制限する方針を打ち出した。
 この日、わずか7球で3人を料理した小林は「やることをやらないで終わりたくない」。起用法が変わっても、登板した試合ではきちんと良い結果を残すつもりだ。(共同)

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2008年9月6日のニュース