日本辛勝、稲葉が値千金の決勝アーチ!

[ 2008年8月18日 11:10 ]

<日本・カナダ>5回表無死、稲葉が右越えに先制ソロを放つ

 【北京五輪・野球】2勝2敗と準決勝(4位以内)に進むには1つも負けられない日本代表は18日、予選唯一のデーゲームでカナダ(1勝3敗)と対戦。

 日本は5回表、5番・稲葉(日本ハム)の右中間ソロ本塁打で1点を先制。これを成瀬(ロッテ)―藤川(阪神)―上原(巨人)のリレーで守りきり、1―0で勝った。日本は予選成績を3勝2敗とし、白星を先行させた。
 先発の成瀬は7回まで2安打10奪三振。4回の1死二、三塁のピンチを連続三振で切り抜けた。打線はわずか5安打と振るわず、6回の2死二塁、9回の無死三塁も得点できなかった。
 日本は19日の予選リーグ第6戦で中国と対戦する。

 ▼星野仙一監督の話 成瀬があそこ(7回)までよく投げてくれた。本当にナイスピッチング。稲葉は北京で調子を上げていたから。1点じゃさびしいが、投手陣がしっかりやってくれた。中国戦もしっかり戦う。
 ▼成瀬善久の話 自分の持ち味のゆったりした投球を心掛けた。(捕手の)里崎さんから、シーズン中よりいいと言われた。まだ(大会は)終わってないので、いつでも待機して、きょうのような投球をしたい。
 ▼稲葉篤紀の話 投手が頑張っていたんで、なんとか、という気持ちはみんなあった。それが本塁打という形になってよかった。
 ▼上原浩治の話 内容がどうこうじゃなく、(失点)ゼロだからそれでいい。1点取った、1点を守る。そういう良い試合だったと思う。
 ▼里崎智也の話 成瀬は去年に近い形だった。あれだけきっちり投げられれば、抑えられる。
 ▼藤川球児の話 (捕手が)矢野さんだったし、いつも通り。(3者凡退について)初めての打者にヒットを打たれたら、僕も悔しいですから。
 ▼矢野輝弘の話 上原はいつものテンポだった。もう不安はないと思う。(9回は)1点入りそうで入らなかった後だから、抑えとしては難しいところだった。
 ▼カナダ テリー・プール監督の話 (4戦連続1点差で敗れ)またも惜しい試合だった。投手は素晴らしいが、打線の力が乏しい同じような展開だった。大事なところで、点が取れなかった。
 

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2008年8月18日のニュース