優勝M点灯せず 西武、痛恨の逆転負け

[ 2008年8月18日 22:50 ]

 【西4-7オ】西武は中村の31号ソロなどで、1点差でぴたりと追いかけた。そして7回。片岡の適時三塁打などで逆転に成功する。すべてが西武ベンチの思惑通りのはずだった。

 ところが、落とし穴が直後に待っていた。満を持して投入した救援陣が乱れた。8回に岡本真が1死も取れずに二、三塁の危機を招くと、動揺を隠せない小野寺が内野ゴロと暴投で逆転を許した。9回に正津がカブレラに2ランを浴びると、さすがにチームもスタンドも意気消沈した。

 渡辺監督は「勝ちパターンの継投なんだけどね。大事なところでのミス。弱さを感じる」。深いため息に失望感を隠せない。「てこ入れが必要な時期にきた」と不安定な岡本真、正津らの救援陣を再編成して、ソフトバンク3連戦に臨むことを示唆した。

 勝てば、優勝マジック「29」が点灯する試合だった。24年前の8月18日は、新人だった渡辺監督がプロ初勝利をつかんだ日。記念すべき日にマジックは点灯しなかった。

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2008年8月18日のニュース