大阪桐蔭 5試合連続2ケタ安打でV王手

[ 2008年8月18日 06:00 ]

<横浜・大阪桐蔭>9回、萩原は右越え2ランを放つ

 【大阪桐蔭9-4横浜】大阪桐蔭の勢いが止まらない。横浜の好投手・土屋を攻略し、5試合連続の2ケタ安打で9得点。初出場で一気に頂点に上り詰めた91年以来の決勝進出を決め、西谷監督は「みんなの力を合わせて、やっとここまで来た」と大きくうなずいた。

 猛打の主役は2戦連発の4番・萩原(はぎはら)だ。9回2死二塁、甘く入ったスライダーを弾丸ライナーで右翼席へ運んだ。「自分が理想とする打球が打てました。ライナーで外野の頭を越せた」

 3回には真ん中低めの直球を左翼越えに勝ち越しの2点二塁打。5打数3安打4打点で、今大会の打点は相手の横浜の4番打者・筒香らの大会記録にあと2と迫る12になった。

 決勝で当たる常葉学園菊川は昨春のセンバツ準々決勝で敗れた相手。「リベンジしたい」と萩原は言った。91年に初出場初優勝を飾って以来、大阪勢は深紅の優勝旗を手にしていない。くしくも当時の4番は萩原(はぎわら=元阪神、近鉄)。同じ名前のスラッガーが17年ぶりの優勝へ導く。

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2008年8月18日のニュース