渡辺俊6連勝で11勝目!「狙って」3併殺

[ 2008年8月18日 21:32 ]

楽天戦に先発したロッテ・渡辺俊

 【ロ5―2楽】ロッテは2回にベニーの2点二塁打などで3点を先行。7、8回にも1点ずつを加えた。渡辺俊は緩急をつけて打たせて取り、8回1/3を2失点で11勝目。荻野が19セーブ目を挙げた。

 ロッテの渡辺俊が楽天打線を翻弄した。連打を許さず、8回1/3を7安打2失点。完封目前の九回に降板し「詰めが甘い」とこぼしたが、随所にその投球術が光った。

 5度も先頭打者を出塁させたが、失点につながったのは九回だけ。2回は1死一塁で憲史を遊ゴロ、3回も1死一塁から渡辺直を遊ゴロ、6回には無死一塁から二ゴロと、3つの併殺打を打たせた。「ゲッツーは狙って取った」と振り返る計算ずくの投球だった。

 リーグ2位に並ぶ11勝目。6月28日の西武戦から6連勝となったが、好調さを強調する様子はない。「何年かの積み重ね。今年急によくなったわけじゃないし、ちょっと悪くなっても自信は揺らがない」。その口ぶりに、築き上げてきた技術への自負がにじんだ。

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2008年8月18日のニュース