イチロー2点適時打、マリナーズ大勝

[ 2008年6月7日 09:46 ]

レッドソックス戦の4回、左へ2点適時打を放ったマリナーズのイチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は6日、ボストンで行われたレッドソックス戦に「1番・中堅」で先発出場。1死二、三塁で迎えた4回の第3打席で左前に2点適時打を放った。1回の第1打席は捕邪飛、3回の第2打席は三失、6回の第4打席は三邪飛、8回の第5打席は一ゴロで5打数1安打2打点だった。

 城島健司捕手は「8番」で先発出場。2回の第1打席は三ゴロ、4回の第2打席は右飛、5回の第3打席、7回の第4打席とも二ゴロで4打数無安打だった。
 試合はマリナーズが8-0と大勝、連敗を4で止めた。

 ≪身体の反応で2点適時打≫外角いっぱいからストライクゾーンに入ってくるスライダーだった。4回2死二、三塁でイチローが左前にライナーで運んだ。二者が生還して5点差。「カットボールかスライダーのどちらかですね」。早いカウントから仕掛けるには難しいボールに見えたが「そんなことはない」と狙い打ちを否定した。身体の反応で放った一打だったようだ。
 チームは揺れている。2日前の試合後、マクラーレン監督が地元メディアを前に激しい言葉でチームの奮起を促した。大勝したとはいえまだ借金は17、30球団中の最低勝率は変わらない。ア・リーグ東地区首位で昨年のワールドチャンピオンに勝ったことについて問われると「完封したら3勝分にしてほしいね」。真顔で冗談とも本気ともつかない言葉を口にした。
 試合前は故障者リスト入りしている松坂があいさつにやってきた。「(球場近くにある)しゃぶしゃぶ屋を教えてもらった」そうで、そこが「おいしければ」収穫なのだという。やっと最後に屈託のない笑みが浮かんだ。
 ▼城島の話(毎回走者を許しながら6回を無失点のヘルナンデスに)イチローさんのヒット(4回)までよく持ちこたえた。(序盤の失策でつまずいたレッドソックスは)いつもうちが負けているパターンだった。

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2008年6月7日のニュース