谷“振る回転！”巨人３連勝

２回、巨人１死、谷が左越えに先制ソロを放つ

　【巨７―３ロ】巨人が３連勝。２回に谷のソロで先制し、１―１の３回には２死満塁からラミレス、谷の連続二塁打で４点を勝ち越した。バーンサイドは６回途中３失点だったが、その後の継投が決まった。ロッテは小林宏が乱調で３連敗となった。

　≪かみ合う選手の歯車≫巨人は投打に加え、若手とベテランもかみ合い快勝した。苦手にしてきたロッテ戦を、１戦目で１２―１１と逆転勝ちするなど、今季は４戦全勝で終えた。
　原監督は「いまは爆発力より、つなぐことに集中できている」と胸を張る。象徴的だったのが４得点の３回だ。２死走者なしから坂本、木村拓が連打。続く小笠原はフルカウントから好きな低めを見極めて四球を選ぶと、満足げに一塁へ進んだ。満塁となった走者は、ラミレスと谷の連続二塁打でそろって生還した。
　救援した４人も６回途中から被安打０、無四球と完ぺきで、しっかりと中盤以降を締めた。
　８日からは、敵地で２連敗を喫したパ・リーグ首位の西武を迎え撃つ。指揮官は「前回は派手に花火を打ち上げられたが、こちらも研究した」と雪辱を誓った。