連覇狙う沖縄尚学 1回戦から難敵

[ 2008年6月7日 06:00 ]

 第90回全国高校野球選手権(8月2日開幕、甲子園)沖縄大会の組み合わせが6日、決まった。63校が参加し、14日に全国のトップを切って開幕。センバツ優勝の沖縄尚学は第2シードで、22日の1回戦で名護商工と対戦する。

 インターネットで生中継されるほど注目を集めた抽選会。沖縄尚学・西銘主将は名護商工と初戦で対戦するクジを引き当てた。昨秋の沖縄大会準決勝で対戦し、3―0で快勝した相手。この勝利で九州大会出場を決めセンバツVまで駆け上がった。「名護商工は投手力が安定している。侮れない相手」。比嘉監督は“吉兆”と感じながら気を引き締めた。
 エース東浜はセンバツ後、準々決勝・天理戦で打球を受けた左ひざ打撲の完治を優先させた。5月中旬に実戦復帰すると同24日、横浜(神奈川)との練習試合で1失点完投。仕上がりは順調だ。「相手は死に物狂いで向かってくる。受け身にならずチャレンジャー精神で戦いたい」。本番へ心も体も充実してきた。「沖縄には深紅の大旗がまだ渡ってない」と西銘主将。沖縄尚学が悲願を「連覇」の偉業で実現させる。

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2008年6月7日のニュース