ドンドンドン!中日、本塁打攻勢で逆転

[ 2008年6月7日 18:10 ]

8回、通算350本塁打となる2ランを放ち、ガッツポーズする中村紀

 【中4―1日】中日が今季このカード初勝利。0―1の6回、ウッズと和田の連続ソロで逆転し、8回には中村紀の通算350号2ランで突き放した。川上が7回1失点で4勝目。日本ハムは4回に稲葉の二塁打で先制したが、追加点が取れなかった。

 ≪3大砲そろい踏み≫ウッズだ、和田だ、中村紀だ。中日のクリーンアップが派手に“花火”を打ち上げた。
 5回までスウィーニーの前にわずか2安打。だが1点を追う6回1死から「失投を待っていた」というウッズが、真ん中高めの変化球を強振。高々と舞い上がった打球は、バックスクリーン横に吸い込まれる特大の同点弾になった。
 観客席の興奮さめやらぬ中、続く和田が2球目を左中間の一番深いところへ放り込んだ。新4番の「第1、2打席とあまりにも悪かったので、何でもかんでも振ってやろう」と開き直っての一発で勝ち越した。
 とどめは中村紀。8回1死二塁で左翼スタンドに運び、史上22人目の通算350本塁打を達成。「300本からいろいろあって長かった。勝ち試合で、ナゴヤドームで打てて良かった」と感慨に浸った。
 中日らしいつなぎの野球には程遠いが、落合監督は「3、4、5番が1本ずつ打つ。今のチーム状況ではこれが一番いい」と話す。交流戦で低迷する現状の打開には一発攻勢しかない。豪快なアーチのそろい踏みで逆転勝ちし、暗いムードを一気に吹き払った。

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2008年6月7日のニュース