イチロー 低めすくい上げる芸術的一打

[ 2008年6月4日 06:00 ]

 【マリナーズ2―4エンゼルス】マリナーズのイチローが技ありの右中間三塁打を放った。2点を追う3回2死、見逃せばバウンドするサンタナの内角低めスライダーを抜群の反応ですくい上げた。次打者の適時二塁打で生還。「打てると思っていってるんだもん、打ちゃあいいじゃん。ワンバウンドを想定しては待たないけど」。体の反応で難しい球をヒットにできるのは調子が上向きな証拠だ。だが、反撃はつながらず連敗。球宴ファン投票の中間発表ではハミルトン(レンジャーズ)に抜かれ2位から3位に後退し、4位には球宴常連のゲレロ(エンゼルス)が迫っている。ここまで打率は・288。8年連続出場を確実にするためにも、巻き返しが必要だ。

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2008年6月4日のニュース