ゴンザレス リウマチ治療薬の分析を要求

[ 2008年6月4日 22:01 ]

日本プロ野球組織のアンチ・ドーピング特別委員会への弁明後、記者会見する巨人のルイス・ゴンザレス内野手(右)

 ドーピング(禁止薬物使用)違反で1年間の出場停止処分を受けた巨人のルイス・ゴンザレス内野手(28)が4日、東京都内で、日本プロ野球組織(NPB)のアンチ・ドーピング特別委員会(委員長・根来泰周コミッショナー代行)に対して弁明を行い、潔白を主張するとともに、服用している薬の再検査の実施などを求めた。

 約1時間の弁明でゴンザレス側は、服用するリウマチ治療薬やドーピング検査の直前に摂取した飲食物の再度の成分分析を要求したほか、反証の機会が十分に与えられないまま処分が下されたことや処分が重いことへの不満を訴えた。

 これに対して特別委では、治療薬を再検査する場合(国内限定)の機関名などを18日までに申告するように求めた。特別委委員の長谷川一雄コミッショナー事務局長は「申告内容を見て対応を判断する」と話すにとどめた。

 弁明後、代理人の雨宮真也弁護士とともに記者会見したゴンザレスは「一番疑いがあるのは自分がのんでいる薬なので、科学的な検査を実施し、証拠として提出して自分の無実を証明したい。野球人としてのキャリアを取り戻すきっかけになると確信している」と訴えた。

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2008年6月4日のニュース