巨人 投打かみ合い連敗4でストップ

[ 2008年6月4日 18:10 ]

1回巨人無死一、二塁、小笠原が右翼線に先制二塁打を放つ

 【巨4-2オ】巨人が連敗を4で止めた。1回に小笠原の二塁打、阿部の中前打などで3点を先行。3―2の7回には谷の内野安打で加点した。グライシンガーが6勝目、クルーンは17セーブ目。オリックスは金子がいきなり3失点したのが響いた。

 巨人は投打がかみ合い、連敗を4で止めた。ただ、原監督が「楽じゃなかった」と振り返ったように、苦しい試合展開だった。

 故障者が相次ぎ、打順を固定できるのは3番の小笠原、4番のラミレスだけというのが現状だ。この日は1番に坂本を入れ、5番を谷に任せた。その坂本が先制のホームを踏み、谷は2打点を挙げるなど、起用が当たった。

 一方で、今後の戦い方を暗に示したような内容でもあった。13安打のうち内野安打は6本。「機動力を前面に出さないと、いまのメンバーでは勝てない。ノーマルな形で、相手にさあいらっしゃいとはいかない」という指揮官の言葉は本音だろう。

 坂本や隠善、途中出場の寺内ら若手の必死さと、小笠原や谷らベテランの安定感がかみ合った勝利だった。

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2008年6月4日のニュース